平成28年2月5日、経済産業省が外国人留学生・元留学生を対象に日本の労働環境に関するアンケート結果が公表されましたので記載させて頂きます。
結果としては、日本は生活の場としての魅力は高いが、働く場としての魅力がないと評価されており、それは日本
型雇用と深く関わっていることが明らかになりました。
日本への留学生・元留学生による、日本の生活及び就労の魅力度の評価(参照:経済産業省)
上の図を見て分かることは、日本に住むことの魅力には約83%の方が魅力的だと回答したのに対し、日本で働くことの魅力については、魅力的ではないと回答したのは約50%でした。日本で生活する場としては魅力的ではあるが、働く場としては魅力的ではないということが分かります。
外国留学生が就職を希望する企業規模(参照:経済産業省)
上の図は、外国人留学生がどのくらいの規模の会社に就職することを希望しているかをグラフにしているものです。外国人留学生の約 8 割が就職先として大企業を希望していることが分かります。
外国人留学生から見た日本での就職活動の問題点(参照:経済産業省)
上の図では、外国人留学生から見た日本での就職活動の問題点のアンケート結果です。新卒一括採用やキャリアパスの不透明さが外国人留学生の就職の妨げになっていることが分かります。
留学生・元留学生から見た日本企業への不満(参照:経済産業省)
上の図は、留学生・元留学生から見た日本企業への不満をグラフにしたものです。年功序列賃金やローテーション人事が若手外国人材の期待に合っていないということが分かります。