ここでは日本に住む過去10年の外国人留学生数の変動をご紹介いたします。
外国人留学生の数は今まで横ばいの状態でしたが、2014年から急激に人数が増えています。
2005年が121,812人、2006年が117,927人、2007年が118,498人、2008年が123,829人、2009年が132,720人、2010年が141,774人、2011年が138,075人、2012年が137,756人、2013年が135,519人、そして2014年が過去最高の184,155人となっています。
震災の影響もあり、日本に在住する留学生の人数が減った時期もありましたが、メディアで取り上げるほど大きな影響はなかったように見受けられます。
また、文部科学省は、日本に留学する外国人の大学入学条件を年内にも緩和することを決めました。2015年現在は原則として日本の学生と同じ12年間の学校教育を受けていることが必要ですが、各国の実情を踏まえて年数が短くても認める方針を示しています。
2020年に外国人留学生を30万人に倍増させる目標を掲げており、制度面の見直しで留学生を増やす考えです。
過去10年の外国人留学生の変動
国籍別外国人留学生の割合
2014年の外国人留学生の人数は184,155人で、過去最高の人数になっています。
国籍別では中国が94,399人、続いてベトナムが26,439人、韓国15,777人、ネパール10,448人、台湾6,231人となっており、この5か国で80%以上を占めているのが分かります。
アジア圏内が多いことが分かり、特に中国人の留学生が全体の50%を占めていることが特徴です。