上の図は、法務省と独立行政法人日本学生支援機構の発表されたデータを基に留学生数の推移と各年の在留資格変更許可数をグラフで表したものです。
このグラフは2010年から2014年までのデータで、各年の留学生数は2010年:141,774人、2011年:138,075人、2012年:137,756人、2013年:135,519人、2014年:184,155人で各年の在留資格変更許可数は2010年:7,831件、2011年:8,586件、2012年:10,969件、2013年:11,647件、2014年:12,958件という結果が出ています。また、グラフには記載しておりませんが、申請件数も2010年から増加しており、2014年の時点では申請件数は14,170件となっています。
徐々に許可件数は増加しているものの、2014年の許可件数でも留学生数の約7%しか在留資格の変更許可を行えていないということが分かります。その後就職先が見つからなければ、本国に帰国するしかありません。元々帰国する予定であれば良いのですが、就職したいと思って日本に留学した方にとっては深刻な問題です。留学生専門の就職サイトなどもありますが、就職活動の方法など良く周知されていないことや、日本企業の外国人の受け入れる体制の整備など、今後の課題は山積みです。