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本稿では、帰化申請をしたときに結果がでるまでどのくらいの期間がかかるのか、また、できるだけ早く結果を知る方法についてご説明します。
1.帰化申請の審査にはどのくらいかかる?
日本の国籍を得るための帰化申請ですが、審査の期間・結果待ちの期間が長い、なかなか連絡が来ない、どれくらい時間がかかるものかわからない、審査が遅いというイメージを持たれている方が多いかと思います。行政書士法人Climbでも、お客様から「帰化申請の結果は最短どのくらいの期間でわかりますか?」とよくご質問をいただきます。
本稿では、帰化申請の流れ、審査の期間、帰化申請で早く結果が来るケースの特徴について説明いたします。
1-1 帰化申請のプロセス
帰化申請の一般的なプロセスは、下記のとおりです。
というものになります。
【帰化申請 許可までのプロセス】
①帰化申請のための書類を準備する(2週間~2か月程)
②管轄の法務局で申請をする
③面接(申請から3か月後)
④結果の通知(面接から約6か月後)
1-2 一般的な審査期間
上記のプロセスからも分かるように、申請から結果の通知までの審査期間として最短でも約9か月かかるといえます。
そして、帰化申請の書類の準備には個々の事情により1月以上かかるケースもよくありますし、帰化申請をされる方の状況(個人事業主の方等)によっては通常の審査期間よりも時間がかかることが多いです。
そのため、帰化申請のご相談から結果通知まで、1年程かかる方も多くいます。
2.早く許可になるケースとは
このように、審査期間が長い帰化申請ですが、上記の平均的な期間よりも短い期間で許可になるケースもあります。それは、どのようなケースでしょうか?
2-1 親族がすでに帰化している
帰化申請をする方の父母・兄弟姉妹の親族が先に帰化申請をしている、既に帰化申請を許可された親族がいる場合には、比較的早く帰化が許可されたケースがあります。
2-2 会社員である
企業に勤めている会社員の方でも特に、転職も少なく、同一企業に長く(目安として3年以上)勤めている方は、審査の期間が短くなる場合があります。
これに対し、個人事業主の方や経営者の方は、帰化申請の際に提出する書類が多くなり、審査のポイントも増えるため、通常の審査期間よりも長く時間がかかる傾向にあります。
2-3 年齢が若い
帰化申請をされる方の年齢が若い場合には、審査期間が短くなる傾向にあると思われます。
年齢が若い方は過去の履歴について少ない場合が多く、書類も比較的少ないためであると思われます。
3.帰化申請において、最短で結果をもらうには
帰化申請が許可されるということは、申請した方の国籍が日本になるという重要な決定を伴うものですので、これを審査する側も慎重になるのは当然のことです。
そして、帰化申請は申請する方の状況によって書類の内容も異なり、審査のポイントも変わってきます。
このような帰化申請の特徴の中、最短を目指してなるべく早く結果をもらうためには、申請までの期間を短くする(上記プロセスの①の部分ですね)ことが大切かと思います。
書類準備を専門家に任せることで、準備の期間を短縮するだけではなく、適切な書類を法務局に提出することで全体の期間を短縮することも期待できます。
「帰化したいけど、自分は申請できるのかな?」「自分は条件を満たしているのかな?」と迷う場合は、ぜひ一度、行政書士法人Climbにご相談ください。
森山 敬(もりやま たかし)
行政書士法人Climb代表。創業時から国際業務であるビザ申請・帰化申請に特化。外国人のビザ申請件数は年間約1,000件、豊富な経験とノウハウに自信があります。入管業務についての知見をもとに、顧問として企業に対する外国人雇用のアドバイザリー業務も担当。