1.東京都の登録支援機関一覧
2019年4月から創設された在留資格「特定技能」のビザを持つ外国人を受け入れる企業様は、自社が受け入れる特定技能外国人に対する支援を登録支援機関に全部委託することができます。
この登録支援機関は2024年3月28日時点で、9,630件も登録されています。そのため、支援委託先の登録支援機関リストをどのように調べ、その一覧からどのように選べばいいのか分からないという企業様もあるかと思います。
本稿では、特に東京都での登録支援機関の一覧リストの探し方や、そのリストからの選び方、その際に着目すべきポイントをご案内したいと思います。
▼ 登録支援機関のリストはどこで探す?
インターネット上で「登録支援機関一覧」等のキーワードで検索をすると、ある時点の登録支援機関の情報に基づいたリストの一覧ページがいくつか見つかりますが、それらの中には最新の情報ではないものも含まれます。
そのため、最新の登録支援機関の情報を調べるには、出入国在留管理庁のホームページからダウンロードできる登録支援機関登録簿の最新版をダウンロードしてリストを活用するのが最も確実だと思われます。
今のところ数か月おきに更新されており、全国の登録支援機関の名称、電話番号、対応言語、所在地等について一覧として掲載されているために、登録支援機関を調べる際に非常に有用です。
また、同ページ上で、登録支援機関登録簿の英語版もダウンロードすることができます。
2.登録支援機関を選ぶ際の2つのポイント
登録支援機関を選ぶ際に最も重要なポイントは、
- ① 登録支援機関の「対応可能言語」
- ② 登録支援機関の「所在地」
です。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
① 登録支援機関の「対応可能言語」について
支援業務の委託をする以上、雇用する特定技能外国人が理解できる言語を扱っていない登録支援機関に支援業務を委託しても適切な支援が期待できるはずがありません。
そのため、雇用する特定技能外国人の言語が、委託先となる登録支援機関の対応可能言語に含まれているかのチェックはとても重要です。
出入国在留管理庁が公表する登録支援機関登録簿には、登録支援機関毎の対応可能言語も記載されています。
② 登録支援機関の「所在地」について
支援業務の委託先となる登録支援機関の所在地も重要です。
委託することになる支援業務の中には、特定技能外国人と同行して各種手続きのサポートをするものも含まれるため、特定技能外国人の就業場所と登録支援機関の所在地が近いほうが迅速かつ確実な支援を期待できるといえるからです。
出入国在留管理庁が公表する登録支援機関登録簿には、登録支援機関毎の所在地も記載されています。
3.「登録支援機関登録簿」の活用法
▼ 対応言語でフィルタをかける
最新版の登録支援機関登録簿をダウンロードしたら、そのエクセルのリストを「対応可能言語」でフィルタをかけてください。
2024年3月28日現在では、「9 相談に応じる体制の概要(対応可能言語)」の列に対応する言語を・区切りで羅列しています。
検索ボックスを活用して、雇用する特定技能外国人が理解できる言語を扱っている登録支援機関を抽出しましょう。
▼ 住所でフィルタをかける
住所、所在地でフィルタをかけることも重要です。
雇用する特定技能外国人の就業場所に近い登録支援機関を抽出しましょう。
東京都内には多くの登録支援機関が存在しますが、より実効的な支援が期待できる同区内、同市内の登録支援機関を抽出するのがよいでしょう。
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せっかく日本で活躍する道を選んでくれた外国人の方に最適な支援が出来るように、間違っても不法就労と言った状況を避けるためにも、しっかりとした知識をもって支援を行いましょう。
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